スローンでは、毎シーズン約100種類ものニットやカットソーを展開しています。さまざまな分野でご活躍されている方々に、その中から「これが着たい」と思う一着を選んでいただき、実際の着こなしや着心地を語っていただきます。
第二回はライフスタイルコンセプトストア「EGO STORE」オーナーの橋本悟さんにお話を伺いました。
―エゴストアのご紹介をお願いします
エゴストアは昨年12月に、馬喰横山東日本橋にオープンした「私の好きがここにある」をコンセプトに掲げたライフスタイルコンセプトストアです。主に食器、器と香り物、あと郷土玩具をお取り扱いしております。
―橋本さんのこれまでの経歴について
ユナイテッドアローズにてPR、コスメやフレグランスなどのバイイングをしておりました。
―なぜファッション業界に入ろうと思われたのですか
小さい頃から洋服が好きだったということもありますが、一番の決め手になったのは、大学在学中にロンドンのバーバリーに訪れた際、ご高齢の方が販売をされていて、その姿にとても感動し、それをきっかけに日本でも年齢を重ねても販売員として働ける会社はどこだろうと考え、ユナイテッドアローズに入社しました。
―スローンはご存知でしたか
ユナイテッドアローズ在職中にスローンの取り扱いがありましたので、存じ上げていましたし、何点か持っております。
―スローンのイメージをお聞かせください
ブランドのイメージとしては上質な素材感と、そこにちょっとしたエッセンスとして時代感とかシルエットなどの工夫を加えた、大人の方に向けたニットブランドだと思っております。

―なぜカーディガンを選ばれたのですか
まだまだ夜は寒いので、羽織りものとしてカーディガンを選びました。コットン素材にすることで家で手洗いも可能ですし、僕自身、秋冬を含めて通年カーディガンをよく愛用しているので。家にもカーディガンのアイテムがたくさんあり、その中でもネイビーのカーディガンは汎用性が高いので、今回はこちらを選ばせていただきました。

―コーディネートのポイントは
今日のコーディネートのポイントはカーディガンです。ジャケットほどカチッともせず、程よくカジュアル感を出しながらも上品さを演出できるのが魅力です。そこに軍パンで少し崩しつつ。最近気になっているのが、七分丈くらいのショートパンツやメンズが履くバレエシューズといったスタイルで、そういったアイテムに合わせて、今回はカーディガンを着ております。
―他に合わせるとしたらどんな物を合わせますか
ちょっと時代感を感じられるものとして、メンズが着るシアーな素材に注目しています。この季節ならではの“長袖+ショートパンツ”というスタイルも気になっていて、このカーディガンを他のアイテムと合わせるなら、シアーのシャツとショートパンツに着替えると思います。

―今洋服に求めている事って
コンプレックスの塊である僕にとって洋服を着ることは、鎧を羽織るようなイメージで、コンプレックスをどう隠すかは、シルエットなのか素材なのかで変わってくるものだと思うので、そこに注意して服を選ぶようにしています。そうして鎧を羽織ることで、自分自身から湧き出る自信にもつながっていると思っています。
橋本さんが選んだSLOANE

【UNISEX】14G天竺 コットン Vネックカーディガン SL8S-560-S9
¥30,800
SIZE:1-5
COLOR:Pale Orange / Dark Orange / Emerald / Blue /Navy / Black
※橋本さんはSIZE 5を着用
EVENT INFORMATION
日時:2025年 5月24日(土)・25日(日)
場所:東銀座のアートスペース「SHUTL(シャトル)」にてポップアップストアを開催。
販売予定アイテム:江戸の木目込の伝統技法を使った特別仕様の招き猫やだるま、
高知県の郷土玩具「くじら車」の別注色(マゼンダピンク)など
橋本 悟(はしもと さとし)|「EGO STORE」オーナー
ユナイテッドアローズにて20年以上キャリアを重ね、PRやコスメ・フレグランスのバイヤーとしても10年以上にわたり活躍。長年培った審美眼と経験を活かし、自身が理想とするライフスタイルストア「EGO STORE」を立ち上げる。
全国各地を自ら巡り、独自の感性で選び抜いた人気作家の器や、東京初進出となる作家の作品、民藝の器などをセレクト。セレクトショップ時代に磨かれた目利き力で、日常に寄り添いながらも心を豊かにするアイテムを提案している。
Instagram: @ego_shouten ( EGO STORE )
Instagram: @satc1214 ( 橋本 悟 )
Photo/Movie Jun Nakagawa