SLOANE GOES OUT

SLOANE GOES OUT

with KEN KAGAMI

旬のふく 読む SLOANE GOES OUT 1 分

スローンでは、毎シーズン約100種類ものニットやカットソーを展開しています。今回は、さまざまな分野でご活躍されている方々に、その中から「これが着たい」と思う一着を選んでいただき、実際の着こなしや着心地を語っていただきます。
第一回は現代美術作家の加賀美健さんにお話を伺いました。

―スローンのウェブショップをご覧になって、第一印象は?

「え、僕にオファー来るんだ?」って、正直ちょっと笑っちゃいました。
しかも、作業場で撮影したいって言われたので、スローンはすごくシンプルで、クリーンなイメージだったから…
「うちのスタジオ、大丈夫かな?」って。ちょっとスローンのイメージ壊しちゃわないか心配でしたね(笑)

―では、そんな中でこのアイテムを選んでいただいた理由は?

僕、基本ずっと黒いTシャツばっかり着てるんです。下手したら10年選手で、色がちょっと白っちゃけてきたやつとか(笑)
で、「あ、黒Tだ!」って思って。ウールだけど、見た目はまさにTシャツですよね。
こういうの、いいですよね。たとえば、娘の授業参観に行くときとか、ちょっとチノパン合わせれば滅茶苦茶カジュアルじゃないし。
実家に帰るときとかにも「ちゃんとしてる感」出せそうで、いいなって。

ウールTシャツなんて面白いですね。これ洗えるんですか?

―洗えます

え、洗えるの?!

―着心地はどうでしたか?

すごく、いいです。うん、いい。
なんか、着てるとちょっと賢く見える気がします(笑)
ただ、正直ウールって普段は全然着ないので…ちょっと恥ずかしいですね。慣れなくて。
でも、いい素材のものってやっぱり違いますよね。
誕生日にもらったパジャマとかもそうなんですけど、素材がいいと、着てて気持ちいい。
逆に、ナイロンとかシャカシャカしたやつ、僕すごく苦手で。
このTシャツみたいにプレーンな見た目だと、ネットじゃなかなかこの良さが伝わらないんですけど、実際着ると違いますね。

―普段の服装について教えてください

自分が着るのは、ほんとに普通の服が好きなんです、昔から。ずっと着られるような、デザイン、素材含めて一過性じゃなくてお爺ちゃんになっても着られるようなね。

基本的に洗って色が落ちたり、劣化して味が出てきたり、そうゆう過程が好きなんです。

合わせるのは、いつものジーパンです。
ほんとに「ふつうの服」が好きで。15年前の旅行の写真見ても、着てる服がほぼ一緒なんですよ。
頭の中が僕は派手だから、服まで派手にする必要ないんです(笑)
服はシンプル・イズ・ベスト。それが僕のスタイルです。

 

加賀美さんが選んだSLOANE

ウール天竺 ニットTシャツ SL9S-T895
¥12,100
SIZE:1-5
COLOR:Beige / Medium Gray / Navy / Black
※加賀美さんはSIZE 5を着用

加賀美健 (かがみ けん)|現代美術作家

1974年東京都生まれ。東京を拠点に制作活動を行う。社会現象や時事問題、カルチャーなどをジョーク的発想に変換し、彫刻、絵画、ドローイング、映像、パフォーマンスなど、メディアを横断して発表している。2010年に代官山にオリジナル商品などを扱う自身のお店(それ自体が作品)ストレンジストアをオープン。SEPARATE BATH&TOILETのディレクションも務める。

Instagram: @kenkagami

 

Photo/Movie  Jun Nakagawa

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